アメトリン
自分自身を最良の状態に保ち、能力を引き出す
アメトリンの目次
アメトリン パワーストーン意味・効果
アメトリンはアメジストとシトリンが混ざり合った、 非常に魅力的な色彩を持つ石です。
アメジストとシトリンは非常に理想的なコンビネーションの石であり、アメトリンはその調和を完全に体現しています。
アメジストは主に、調和、内観などを通し、自分の内側の状態をベストなバランスに調和させ、シトリンは、エネルギーの循環、活性化、人生の喜びを感じて表現する、という外向きの働きがあります。
アメトリンは、この2つの石の意味を併せ持ち、自分の内側の状態を調和させたうえでエネルギーを循環させてくれます。調和と循環がうまく機能することにより、自分自身を最良の状態に保つことができます。それによって自分自身の能力を最大限に発揮することができるでしょう。
アメトリンに含まれる2つの性質は陰と陽とも表現され、一石の中にそのバランスを取っているといえます。自律神経の乱れなどに悩む方にもお勧めです。
また鉱物学的には水晶(クオーツ)で、ほかの石とも比較的相性が取りやすいです。
アメトリン 石物語・伝説・言いつたえ
アメトリンの主要な産地であるボリビアのアナイ鉱山は、伝説によると17世紀にスペイン人征服者がアジョレオス族の族長の娘アナイと結婚して、鉱山を持参金として受け取ってから世に知られるようになりました。
しかし20世紀まで採掘は途絶えていたようです。
1970年代の終わりになってアメトリンの活発な採掘が始まり、ブラジル、パラグアイを通して市場に出始めましたが、アメトリンの産地であるアナイ鉱山は公には採掘が禁じられていたため、その素性は謎に包まれていました。あまりの美しさから専門家が「天然ではありえない」と鑑定し、価格が暴落したこともあります。
その後、正式な採掘と輸出が認可され、1993年にはアナイ鉱山とアメトリン産出の現状が広く知られるようになりました。
アメトリンのヒーリング効果
○循環と調和の統合
○肉体、感情、精神の統合
○自分自身の能力を引き出す
○心身の癒し
○仕事等のエネルギー的ストレス等の軽減
○愛情
○内観の促進
○浄化
アメトリンの色/カラー
淡い色彩の紫のなかに黄色(金色)を帯びる部分があります。
カットや大きさによっては1石に2色が表現されないこともあります。
アメトリンの浄化・お手入れ
自分で浄化する作用がありますので特に浄化の必要はありませんが、悪いエネルギーにさらされた時などは浄化をお勧めします。
長時間強い太陽光にあてると退色の恐れがあります。
クラスター | セージ | 太陽光 | 月光 | 浴水 |
---|---|---|---|---|
◎ | ◎ | × | ◎ | ◎ |
アメトリンの主要原産地
ボリビア アナイ鉱山
アナイ鉱山がブラジル、パラグアイとの国境付近にあり、流通にブラジルを介する場合は「ブラジル産」と表現されることがあります。
鉱物学
アメトリンは、水晶の変色種であるアメジストとシトリンがまじりあった石です。
アメトリンの色の組み合わせは、結晶構造の中に、それぞれの色を作る酸化状態の異なる鉄が存在することによるものです。
もともとシトリンはアメジストが長時間にわたる自然の熱によって変化したものであり、その過程が何らかの原因で中断されるとアメトリンの結晶になると考えられています。天然のシトリンが希少であることからわかるように、天然のアメトリンはさらに希少で、ごく限定された条件下のみで生成されます。
産地が明らかでないアメトリンは、熱処理や放射線照射の加工による場合があります。
鉱物学データ
- 英名
- Ametrine
- 和名
- 紫黄水晶(しおうすいしょう)
- 組成
- SiO2
- 色
- 淡い紫&黄色
- 結晶系
- 六方晶系(三方晶系)
- 硬度
- 7
- 比重
- 2.65
フォールスネーム
フォールスネームなし
そっくりさん
そっくりさんなし