天然石・パワーストーンの意味辞典

メルリナイトは、優しい色合いの白やオフホワイトの石の表面に、黒の点や線をつなぎ合わせた模様が特徴的な石です。その模様は木の枝のようでもあり、雪におおわれた冬の原風景を見ているかのような不思議な静けさを感じられます。
メルリナイトは、自己価値や直観力、深い叡智からもたらされる洞察力などの回復を手助けする石とされています。
自分の価値、つまりは持って生まれた天分、個性を思い出し受け入れるほど、生きることへの望みが生まれます。生きることは思い悩むことではなく行動すること。自分の魂の目的のために行った行為は、失敗であれ成功であれ、かけがえのない体験となり、それは人生をより幸せに生きるための自信となり得ます。メルリナイトは、日常のどんなに困難な状況でも、それを体験からの叡智として魂の成長に活かせるように、行動や決断をサポートすると言われています。

メルリナイト（マーリナイト）は、ブリテン島とアーサー王の伝説に深く関わる魔法使いアンブローズ・マリーン（通称マーリン）から名付けられました。5世紀から6世紀にかけて、ブリテン島に土着していたケルト系の民族のブリトン人をまとめる君主であったアーサー王。その物語は伝説であり、存在自体がいまだ謎に包まれています。そのアーサー王を幾多の戦いで勝利させ、王に導いたとされるのが魔法使いマーリンです。マーリンは有名なストーンヘンジの建築にも智恵を出したといわれています。

○錬金術
○自分の個性やユニークさを受け入れる
○魂の本質を思い出す
○グラウンディングの強化
○目標達成へのサポート
○インスピレーションを高める
○インナーチャイルドや過去世の傷を癒す

ホワイトまたはホワイトベージュのなかに黒の点や線のインクルージョン

保管の際にも、湿度や直射日光に注意してください。

アメリカ（ニューメキシコ州・アリゾナ州）

現在メルリナイトとは、オパールやアゲート（瑪瑙）に、デンドライト（忍石）が入り込んで模様を作っている石を指すことが多くなっています。デンドリチックオパールやデンドリチックアゲートと呼ばれています。オパールとアゲートという、ベースの石が違いますが、主成分が二酸化ケイ素と二酸化マンガン（忍石の成分）であることから、どちらもメルリナイトに含まれるようです。

英名

Merlinite

和名

忍石入り蛋白石（忍石入り瑪瑙（めのう））

組成

Mn、SiO2

硬度

6～7

なし

ミスティックメルリナイト