天然石・パワーストーンの意味辞典

アホイトは、比較的新しく発見された石で、数ある石の中でも最も優しいエネルギーを持つパワーストーンの一つともいわれています。
身体のチャクラでは、主に5番目の喉のチャクラに対応し、他人とのコミュニケーションや自己表現、使命を生きること（人生のブループリント）、人生を自立して創造していくといったテーマに対して強いサポートをする石です。
またアホイトは、第4（ハート）、第5（喉）、第6（サードアイ）、第7（クラウン）、第8（エーエル体以上）のチャクラに影響を与えるエネルギーを持っており、
三次元（物・金・利己主義）の概念から、五次元（心・奉仕・分かち合い）の概念に進もうとしている人類にとって、とても重用なパワーストーンといえるでしょう。

他にもアホイトは、女神（地・女性性）と天使（天・男性性）の両方のエネルギーを統合させた、次世代のパワーストーンとも言われています。
エネルギーに敏感な方は石を手に取った時、その柔らかく優しい、安心するような感覚を感じることができるでしょう。
アホイトのバランスのとれたエネルギーは、人間の内にある、女性性と男性性のエネルギーの分離やいがみ合いと言った交わらないエネルギー的な部分における統合と調和のバランスをとり、健康的な肉体や精神へと調整するサポートとなります。
アホイトに触れることで、自分の好きなことや安心できる環境、気の許せる人たちのなかで生きて良いんだという、自分に対する需要、許可を出せるようになるかもしれません。

アホイトのパワーは、まるで懐（ふところ）の広い母のような暖かさで、私たち人間の傷ついた心を癒してくれます。あるときは優しくなだめ、心に寄り添い、自分本来の姿や生きる目的を見失っているときには、自己価値を取り戻すよう叱咤激励してくれているように見えます。子の成長を見守り、はぐくむ母の愛のように、アホイトのエネルギーは、ありのままの自分の美しさやユニークさを許すこと、そしてそれで愛されるということを教えてくれるでしょう。

アホイトは、アメリカのアリゾナ州にあるアホー鉱山で発見されたといわれ、そこからアホアイトという名前がつけられました。アホアイト、アホーアイト、アジョイトなどと呼ばれることもあります。アホー鉱山ではもう採れなくなり、その後、主要産地として南アフリカのメッシーナ鉱山で産出されていましたが、そこもすでに閉山となりました。新しい原石が市場に出回ることがなくなったため価格が高騰し、現在手に入りにくい希少石のひとつとなっています。ヒーラーやコレクターのあいだでとても人気があります。

○女性性の癒し、活性化
○悲しみなどのネガティブな感情を受け取る強さをサポート
○自己価値、周波数の上昇
○女神や天使との繋がり
○第5チャクラ（喉のチャクラ）のブロックの解除。円滑なコミュニケーションや表現のサポート
○肉体（ライトボディも含む）、精神、ハートの強力な浄化

ターコイズブルー、ブルーグリーン。水晶の中に含まれる場合は、外側の透明な水晶がアホイトのターコイズブルーを包んでいるような色合いになります。

アホイトは紫外線と水（湿度）に弱いため、太陽光にあてることや流水で洗う、水につけることなどは避けた方がいいでしょう。浄化をする際は、くゆらせたセージの煙にあてる、音叉を使って波長を整える、塩やクラスター水晶の中に入れる、満月の日などに月の光が当たる室内で月光浴をすることが適しています。

南アフリカ

アホイトは銅が地下水や熱水などによって酸化、分解などにより化学変化した二次鉱物です。水晶などに内包されているものはアホイトインクォーツとして区別されます。ただし、産出され市場に出回っている多くは、このアホイトインクォーツであるため、アホイトが水晶の中に含まれているものを「アホイト」と呼ぶことが主流になりつつあります。水晶に内包された場合、ファントム（幻影）状や繊維状となってみられます。

英名

Ajoite

和名

アホー石

組成

(Na,K)Cu7AlSi9O24(OH)6・3(H2O)

結晶系

三斜晶系

硬度

3.5

フォールスネームなし

クリソプレーズは、美しい緑色をした石です。その原石は緑色がありながら表面は白く乾燥した状態で、内包物や不純物も多く、白や茶色も交じっています。このクリソプレーズの中でもよりターコイズに近い緑色をしたものが、アホイトと間違われやすく、またわざとアホイトと偽って販売している業者もあります。ブルーグリーンやターコイズブルーの繊維状の結晶が見られるのがアホイトですが、はっきりと確認ができないものも多く、原石やパワーストーンの見識が浅い場合、見分けるのは非常に困難です。