パワーストーンと勾玉とのつながり
日本で古来より“三種の神器”の一つとして伝わる勾玉。
その形は、一説には陰と陽(=月と太陽)を具現化したものであると言われ、また一説では胎児の形を模したものとも言われます。
勾玉の歴史は古く、古代より災難やあらゆる悪霊を払う魔除けのお守りとして、呪術に用いられたり、装身具として使用されてきました。
また、胎児の形に似ていることから安産のお守りとしても人気です。
最近では、女性が持つと美しさを増す、男性が持つと商談などに力を発揮できるなどとも言われています。
勾玉の形について
縄文時代までの勾玉は不規則な形でしたが、弥生時代になると整美となり、現在、一般的に知られているようなデザインになります。
猪や熊など動物の歯牙の基部に孔を開けて形を整えたのが、勾玉の原型であろうとする説が最も有力ですが、他にも多々説があり、「胎児をかたどった胎児説」「三日月信仰からくる三日月説」「腎臓説」などがあります。
現在出回っている勾玉は、加工をしやすい為にお腹の部分の凹みが少ないものが多く、古来からの凹みが多い勾玉については「古代勾玉」として珍重されています。
勾玉と石との関係
現在では、様々な種類の石で勾玉が作られていますが昔はどうだったのでしょうか??
最古の医学百科には、様々な種類の石を治療法として使用していたことが記述されており、古代文明のあった地域では石は治療やお守り、そして聖なる物として珍重されてきました。
文明の歴史の中でも、権力を持った者やシャーマンは、石を身につけていたことが多く記録に残っています。
そして古く日本では、石を「勾玉」にし、より石の力を多く感じようとしていました。
自分に合った石を見つけそのエネルギーを感じる。
そして、その石を勾玉にすることによって、さらなる相乗効果を願っていたようです。