天然石・パワーストーンの意味辞典

見る角度によって色合いが変化するのが大きな特徴のビビアナイト。強い浄化、癒しの力を持つだけでなく、持ち主に深い洞察力と感受性を与えるパワーストーンと言われています。
そのため、ヒーリングワークに用いられることが多いほか、クリエィティブな分野で仕事をする人が持つと良いとされています。
身に着けることで物事を客観的に見るようになり、自分を取り巻く環境を冷静に分析しながら行動することができるとされています。また、自身の長所と短所に気づくきっかけを与えてくれるため、人間的に成長することも期待できるでしょう。
他にも、ビビアナイトは持ち主が深い悲しみや絶望に打ちひしがれている時、ネガティブなオーラを取り去り、つらい状況から抜け出し試練の時を乗り越えられるよう働きかけると言われています。
人生を前向きに生きたいという人はビアナイトをお守り代わりにすることで、ポジティブな気持ちになることが期待できます。毎日を明るく過ごすことで周囲とも良好な人間関係を築けて、人生を豊かにすることができるでしょう。

ビビアナイトの名前の由来はこの石を最初に発見したイギリスの鉱物学者、J. G. Vivian(J. G. ビビアン)にちなんで、1817年に名付けられました。化石の空洞によく形成されることで知られており、貝化石やクジラの骨とともに見つかった例もあります。

ビビアナイトは、今では鉱物コレクターに大変人気の石ですが、欧米では、絵の具の青色の原材料としてなじみ深い鉱物です。その昔、岩の表面や洞窟などの壁画に描かれた「岩絵」によく使われていました。

○浄化作用
○洞察力と感受性
○冷静な判断
○事己の内面や物事を客観的に見つめる
○人間的な成長を促す
○ポジティブなパワー
○負のオーラを取り去る
○ネガティブな思考を取り除く

無力透明～青緑色～青黒色に光を浴びることで変化

光を浴びると徐々に変色するのでなるべく暗所で保管する

ボリビア、カナダ、南アフリカ

燐酸塩鉱物に分類されるビビアナイトは、地中に埋まっている状態はクリスタルのような透明度の高い無色です。光に大変弱い鉱物で、日光や空気に触れると化学変化を起こし、鮮やかな濃青色や緑青色へ少しずつ変わります。

この色の変化を楽しめるのもビビアナイトの魅力のひとつと言えるでしょう。ただし、そのまま、日の光にさらし続けていると青黒色になってしまうので、保管時は暗所や箱などに入れておく必要があります。

また、変色するのに加えて、硬度も低く崩れやすいのも大きな特徴です。そのため、アクセサリーに加工しずらく、市場で流通しているビビアナイトはほとんどが原石の状態で販売されています。

現在の主な産出地はボリビアで、上質なビビアナイトが採掘されることで有名です。

英名

Vlasovite

和名

藍鉄鉱

組成

Fe3(PO4)2、8H2O

色

青緑色、青黒色(採掘前は無色)

結晶系

単斜晶系

硬度

1.5～2

比重

2.7

なし

なし