天然石・パワーストーンの意味辞典

フローライトインクォーツは、その名の通りクォーツ（水晶）の中に、フローライトの小さな結晶が内包された石です。
その美しく優雅なさまをじっと見つめると、不思議と自分の内側に静寂が戻り、時間が止まったような感覚にもなります。

フローライトインクォーツは、その静寂の中から自然とインスピレーションが湧き上がることを許し、子供のようにそれを無邪気に受け取る手助けをします。
このクリスタルを手にすることで、心身と精神の安定、そして集中力が増し、日常のあらゆる面での問題や外からの雑念に心が惑わされにくくなると言われています。

フローライトインクォーツは、平和な日常の中にのみ存在する自分の喜びにフォーカスできるよう、凛としたエネルギーでサポートしてくれます。

フローライトインクォーツは、発見されたのが2004年とまだ最近ですが、現状見つかっている鉱山ではすでにほとんど採掘ができなくなっています。
主要産地のマダガスカルは、アメリカやブラジルなどと並ぶ水晶の主要産地の一つです。
また、フローライトはカナダやアメリカ、イギリスが主な採取地ですが、実はマダガスカルではほとんど採れないのです。
にもかかわらず、フローライトインクォーツとなるとマダガスカルでしか採掘されないというのは、この石の神秘的で興味を惹かれる部分の一つともいえます。
発見された当初からレアなクリスタルとして高値で取引されていましたが、現在は新しい原石が市場に出回ることがなくなったことから価格が高騰し、ますます手に入りにくくなっています。

○美を愛でる高い周波数へレゾナンスさせる
○精神性の高い作法や形式、文化へ意識をもたらす
○品格の向上
○強力なエネルギーの浄化と高度な意識の受け入れ
○インスピレーションの受け取り
○知性の発達や学びへの興味をうながす
○ワンネスとしての本来の魂の望みを思い出す
○願望を素直に受け取り、成就できるようブロックを除く

浄化の力の強い水晶と、新たなエネルギーをもたらすフローライトが統合された新しいバイブレーションのクリスタルです。
フローライトのペールブルーや紫紺の色に表わされるように、眉間部の第6チャクラ（サードアイ）と頭頂部の第7チャクラ（クラウンチャクラ）に対応しています。
また、水晶自体は第７チャクラのエネルギーと呼応しています。

人間のチャクラは大きく分けて二つの次元が存在します。物質や獲得、競争、サバイバルなどの肉体の低い次元のエネルギーをつかさどるのは第1、第2、第3チャクラ。
感性や情緒、奉仕、分かち合いなど高次の身体エネルギーをつかさどるのは第5、第6、第7チャクラです。
そしてその橋渡しとなるのが、ハート（胸）の部分の第4チャクラとなります。
フローライトインクォーツは、どちらも高い波動のチャクラに対応しています。
「自分さえよければ」や、「現世ご利益」などの低い周波数ではなく、限られた命の中で、自分の使命に向かいたいと願い始めた時、必要となってもたらされたクリスタルと言われています。

フローライトインクォーツの清らかで洗練された次世代のエネルギーは、生きとし生けるもの、全体性の平和や奉仕、人としてのあり方に目覚めたいと願う人にとって、強力なサポーターになるでしょう。

透明の中に青紫色やペールブルーの結晶粒

透明の水晶の中に浮かぶフローライトの球体の様子は、まるで透明度の高い澄んだ水、もしくは氷の中に青紫色の宝石を一瞬で閉じこめたかのような美しさです。
光を受けたフローライトは、その加減で表情を変え、スノードームや万華鏡のように見れば見るほどその世界に深く入り込んでいくような、幻想的な感覚になります。

水晶自体は硬度もあり、取り扱いもさほど慎重になる必要はありませんが、フローライトは水に弱く割れやすい性質があります。
このフローライトインクォーツに関しては、保管する際には湿気や太陽光などをなるべく避け、高いところから落としたりしないよう気を付けましょう。
フローライトは水晶に内包された状態ですが、念のため浴水は避けた方がいいでしょう。

マダガスカル

なし

英名

Fluorite in quartz

和名

フローライトインクォーツ

組成

SiO2

光沢

ガラス光沢

結晶系

六方晶系

硬度

7.0

なし

なし