パワーストーンのAAAやAAの品質表記について

【AAA、AA?パワーストーンの品質表記ってどうなってるの?】

パワーストーンを扱っているショップなどで、石の名前の後にA、AA、AAAなど、A等の表記が付いているのをよく見かけますよね。

これは、そのパワーストーンの品質を示すものとして使われているのですが、実は明確な標準になる基準は存在していません。

これらはパワーストーン、天然石の世界ではグレーディング、グレード、品質表記等と呼ばれるものなのですが、基本的にはそのパワーストーンを扱っているショップや会社がそれぞれ独自の基準で品質を決めている、ある意味では非常に曖昧なものと言えます。

では全く参考にならないのか?と言われると、そういうわけでも無く、同じお店、同じ系列のお店の中では品質を見るための参考の情報として使える、というイメージで捉えていただければと想います。

基本的にAが多いほうが、品質が良いことを表していますが、どのレベルの品質でどれぐらいAを付けるのかは、それぞれのお店での主観で決められているというわけです。

例えば、あるお客さんが「AAAの石がほしいです」と、探していたとしましょう。

そのAAAの品質が、お客さんの思っているものと、実際にお店が扱っているものとが同じとは限らないわけです。

【統一の鑑定基準を持つダイヤモンド】

パワーストーン、天然石の品質表記について、実は統一された基準はないという事を書いてきました。
しかし、全ての石の中で一つだけ、明確な鑑定基準が存在する石があります。
それがダイヤモンドです。

ダイヤモンドだけは カラット(重さ) クラリティー(透明度) カラー(色)カット(プロポーション)の4つの基準で品質基準が決まっており、非常に厳しく管理されています。
これらの基準の事を4Cと呼びます。

しかしながら、それ以外の石についてはルビーやサファイア等の宝石についても、標準となっている基準は存在しません。

【鑑別書ってどういうもの?】

パワーストーン、天然石を購入しようとする時、「鑑別書付き」という風に表記されている石を見たことはありませんか?

パワーストーン、天然石の世界では非常に加工品や偽物が多く出回る石があり、それらの多くはパワーストーンの中では高額な物が多い為一部のパワーストーンに「鑑別書」がつけられている事があります。

鑑定という言葉もありますが、鑑定は石の世界においてダイヤモンドの品質基準を確認するのみに使われる言葉であり、それ以外の天然石、パワーストーンについては全て「鑑別」が適応されます。

鑑定が品質の基準を細かく分ける為に使うものであれば、鑑別は、その石が一体どういう鉱物なのか?どのくらいの重さで、何か加工がされているのか?という物を明確にするもの、ということになります。

つまりその石の正体を確かめる為に行われるもの!というように理解していただければと思います。

【品質の良い石を選ぶ為に気をつけて欲しいポイント】

自分に必要なパワーストーンを選ぶ際にも「直感を大事にしてください」とお伝えする事が多いのですが、同様に、品質の良いパワーストーンを選ぶ際にも、単にグレード表記のみを信じるのではなく、実際に自分の目で見て、自分自身が最も気に入った物を選ぶのが良いと思います。

Aの石が凄く気になるんだけど、AAAの方が品質が良いんですよね?という他人基準ではなく、Aの方が可愛いと持ったらAの石を選んだ方が結果として間違いなく良い選択になると思いますよ。

是非参考になさってくださいませ。