天然石・パワーストーンの意味辞典

ローゾフィアは、感情を落ち着かせ、愛に満ちたコミュニケーションをサポートする石とされています。
わが子を見守る母のような、ローゾフィアの石のエネルギーは、持つ人の心を柔らかく包み込むようにも感じます。
ローゾフィアは、善悪や正誤の二元性の次元を超えた周波数の高い視点から、物事や状況を見られるよう手助けしてくれます。
ありのままを許されなかったことから起こる自尊心の欠如や、未来への希望が持てないこと、他人への不信感など、ネガティブなループにはまってしまった心の状態に気づかせてくれます。
気持ちをオープンにすることに対する恐れを超えて、それを喜びと捉えられるようサポートしてくれると言われています。

ローゾフィアは、パワーストーン研究の第一人者として知られるロバート・シモンズ氏によって命名されました。バラの花を意味する「ローズ」と、ギリシャ語で「知恵・叡智」を意味し、女神の名前でもある「ソフィア」を組み合わせています。アメリカのニューメキシコ州とコロラド州にまたがるロッキー山脈で、近年発見された石です。
「進化の加速」のために地球上に現れたとされる、新しいパワーストーンとも言われています。

○愛の流れ
○恐怖や不安などからくるストレスを克服する助け
○ネガティブなパターンからの解放
○エネルギーを大地にアンカーさせ、ハートからのコミュニケーションをうながす
○感情の混乱を整える
○精神のバランスを安定させる

ローゾフィアのベースの色はレッドです。

レッドは生物の体のエネルギーを循環させるチャクラシステムにおいて第1チャクラ（ベースチャクラ、ルートチャクラ）に対応し、生命力や情熱、DNAなどの生命として最も基礎となるサバイバルのエネルギーと直結しています（チャクラとはヒンズー語で「車輪」という意味です）。

そこがバランスを崩すことにより、自分の外の世界では家族、お金、健康などで問題が表面化し、自分の内面の世界では無気力、絶望感、免疫機能不全の症状などに苦しみます。

ローゾフィアの名づけ親でもあるロバート・シモンズ氏は著書で、「ローゾフィアは感情体を落ち着かせるのを助け、ストレスを解放し、あらゆるレベルにおいて繰り返されているネガティブなパターンを溶かします。」と書いています。

この「あらゆるレベルにおいて繰り返されているネガティブなパターン」というのが、自分は意図していなくとも家系から受け継いだDNAにより無意識に生じる癖で、DNAのエネルギーを担当する第1チャクラのスムーズな回転を邪魔するものです。
結果、身体の健康の面だけでなく、お金や人間関係、思考や心理のパターンなどあらゆるレベルでその家系特有の問題を代々引き継いでいくことになります。

ローゾフィアの赤のエネルギーは、その第1チャクラに残る家系（血縁）の癖のエネルギーを優しく溶かし、そこから生じる負のパターンからの解放をサポートしてくれる可能性があると言われています。

また、第1チャクラの安定は、連動する第4チャクラ（ハートチャクラ）にも影響を及ぼします。

このことにより、ハートを開くことが困難なために生じていた自他への不信感、未来への不安感、自己価値の低さなどが自然と解消される方向へと進みます。

ローゾフィアは、それを持つ人に生じているネガティブな連鎖を、ポジティブな連鎖へ移行させる手助けをしてくれると言えるでしょう。

サーモンピンク、レッドオレンジ、レッドブラウン、ディープレッドなど

「ローズ」という言葉が含まれるにふさわしく、落ち着いた濃い赤をベースにした色合いで、よりピンクが強いものやオレンジが強いものなど、個体によって幅広い色調が楽しめます。必ず黒雲母の黒い斑点が混ざっているのもローゾフィアの特徴です。

紫外線に弱いため、太陽光には注意が必要です。

アメリカ（ロッキー山脈）など

ローゾフィアは、岩石の種類としては花崗岩の一種です。まだはっきりと研究がなされてはいませんが、ムーンストーンと水晶が混ざりあって形成されたものではないかと見当されています。石の成分としては、斜長石や正長石、石英などで約90%を占め、残り約10%が黒雲母などの有色鉱物です。この有色鉱物により、ローゾフィアの多様な色合いが生みだされます。

英名

Rosophia

色

ピンク・レッドに白や黒のインクルージョン

結晶系

六方晶系、単斜晶系、斜方晶系

硬度

2～2.5

なし

なし