天然石・パワーストーンの意味辞典

キャストライトは、茶色の地色に黒い十字の模様がある為、日本では十字石とも呼ばれます。
パワーの強いキャストライトですが、どちらかというと攻撃力よりも守備力に優れているのが大きな特徴です。そのため、古くからエネルギーの調和を取る守護石として親しまれてきました。
また、大変強力な霊的エネルギーを持つとされ、未来に対する不安や恐怖を取り除き、挑戦する意欲を高める石とも言われています。

キャストライトは、辛い時期でもしっかりと地に足をつけて生きることを意識させ、新たな人生へと導く石と言われています。
長い人生において、苦しい時期は誰にでもあるものです。時には、生きる目的さえ見失ってしまうこともあるかもしれません。キャストライトは、持ち主が逆境に立たされた時、困難を乗り越えられるようサポートしてくれます。

また、不調和なエネルギーを癒す働きもあるので、周囲と衝突してしまう、職場で人をまとめなければならない立場にあるなど、会社経営者や複雑な人間関係で悩んでいる人が持つと良いとされています。

他にも、キャストライトは精神状態を安定させるパワーがあるとされています。ストレスなどが軽減することによって、精神面から来る病気などを防ぐ効果が期待できます。

ネガティブな感情から脱したい時にキャストライトを持つことで、理性と感情のバランスが上手に取れ、晴れやかな気分で過ごすことができるでしょう。

キャストライトはその風貌から「クロスストーン」、「十字石」という別名称でも親しまれてきました。その名前の通り、表面に浮かび上がる十字模様が特徴的です。神聖なクロスのように見えることから、神のシンボルに例えられています。

その歴史は古く、キリスト教の初期から悪霊、呪いはもちろん、嫉妬や怒りなどの負の感情から守護する力がある石として、聖職者の間で信じられ続けてきました。

また、聖なるクロスがあらゆる災厄から持ち主を守ってくれると、信仰心の暑い人達には現在でもキャストライトをお守りにする習慣が残っているそうです。

○不安や恐怖心を取り除く
○情緒を安定させる
○未来に対して挑戦する意欲を高める
○ストレスの緩和
○罪悪感を取り除く
○精神面から来る病気を予防する
○強力な霊的パワー
○生きる意味を見出せる
○逆境を乗り越えられる
○人間関係の調和

ブラウン、表面に黒い十字模様が入っています。

全ての浄化方法に適しています。
※衝撃に弱く破損しやすいため、取り扱う際は高いところから落としたりぶつけたりしないよう注意が必要です。

 

ブラジル、中国などから産出します。

キャストライトは、アンダリューサイトと呼ばれる紅柱石の一種です。短柱状結晶であり、平行な断面になった底面には十字架を連想させる黒い十字模様が浮かび上がっています。

また、ケイ酸塩鉱物になるため、美しい藍色をしたカイヤナイと化学組成は同じですが、結晶がそれぞれ異なります。黒い十字模様の成分は炭素系の物質です。

キャストライトの名前の由来は、ギリシア語で対角線的な配列という意味の「Chiastos」に由来します。主な産出国はロシアやオーストラリア、ブラジルなどですが、日本でも少量の採掘が確認されており、昔は解熱薬として使用されていたそうです。

キャストライトのほとんどは、ブラウンの色合いに黒い十字模様が浮かんでいます。ところが、時期は不明ですが、オーストラリアで地色が黒、緑色の受持模様のキャストライトが発見され、一躍話題になりました。

英名

Chiastos

和名

空晶石

組成

Al2･SiO5 -

色

ブラウン、表面に黒い十字模様

結晶系

斜方晶系

硬度

7.0～7.5

クロスストーン、マルタ石

なし