ムーンストーン
神秘的な月のパワーを秘めた『愛を伝える石』
ムーンストーンの目次
ムーンストーン パワーストーン意味・効果
月の光を宿したようなムーンストーンは、古くから神秘的な力を秘めた石として人々に愛されてきました。『月』は女性性の象徴であり、そのエネルギーを持つとされるこの石は、女性をサポートしてくれる力にあふれています。
怒りや悲しみなどで情緒が不安定になっている時、この石を身につけることで波立った感情を穏やかに鎮め、平和なハートを持ち続けることができるでしょう。
『恋人たちの石』『愛を伝える石』とも言われ、持ち主を優しく大らかな愛情で満たしてくれるといわれています。愛する人との出会いと恋愛を成就させ、幸せな結婚そして家庭へと導いてくれるでしょう。
大切な人へのプレゼントにも最適の石ですね。情熱的なパワーも持つとされますので、マンネリを感じている関係にも新鮮な風をもたらしてくれるでしょう。
また、インスピレーションを高め、感受性を豊かにし、自分のなかに眠っている力を引き出してくれるパワーもあります。自分の進むべき道に迷っている 人には、その迷いを取り去り、そっと正しい選択へと導いてくれるでしょう。身に付けると未来への予知能力をもたらし、家族や親しい友人などの危険を知ら せ、その危険から守ってくれると伝えられています。
ムーンストーンは、その繊細な雰囲気から、汚染したマイナスエネルギーに染まりやすいように見えますが、実は非常に自浄するパワー強いのです。そのため、どのような場所でも、清らかで優しいパワーを発揮してくれるでしょう。
ムーンストーン 石物語・伝説・言いつたえ
ムーンストーンは、紀元前1世紀頃から人々に知られていたとされ、プリニウスの『博物誌』やアルベルトゥスの『鉱物書』の中では『この石(ムーンストーン)は、月の満ち欠けに従いその形も大きくなったり小さくなったりする』と記述されています。
その神秘的な名が示すように、世界各地で月のパワーを秘めた石として崇められ大切にされてきました。
現在の『ムーンストーン』という名で呼ばれ始めたのは、1600年代からだといわれています。
その語源は、ギリシャ語で月という意味の『セレニテス』。先ほど述べたように、『月の満ち欠けに従い、その形も大きくなったり小さくなったりする』ことから名づけられました。
夢のような話ですが、これは真実と考えられています。
現在ある電灯などの強い光がない時代、弱い月の光でこの石を見ると、本当にそのように感じられるそうです。
昔の人々は、この不思議な現象に驚いていたのでしょう。
そのような伝承から古代インドでは"聖なる石"として聖職者が身につけたり、豊穣を祈って農具につけたりなど大切に扱われてきたようです。
また、ヨーロッパでは『旅人の石』として、旅に出かける際は安全を祈願して、この石を身につけたといわれています。
ムーンストーンは、古くから神秘的な月とのかかわりが深く、そのエネルギーを宿した石とされ、多くの人々に愛されてきたパワーストーンといえるでしょう。
ムーンストーンのヒーリング効果
○トラウマの癒し
○女性性を高める
○月のエネルギーを受容する
○感受性を高める
○将来への見通し、未来予知○宇宙意識と繋がる
○永遠の愛を象徴する
○愛を伝える石
女性性を高めてくれますので、女性特有の生理痛や肥満、更年期障害などの悩みをサポートし、出産を安心して済ませてくれるといわれてきます。また、穏やかで優しい気持ちにさせてくれる効果もありますので、うつやノイローゼなどから持ち主を守るとされています。
ムーンストーンの色/カラー
無色、白色、灰色、橙色、淡緑色、黄色、褐色、淡青色があります。
ムーンストーンの浄化・お手入れ
月のエネルギーを秘めているとされる石ですので、満月の夜に月光浴での浄化をオススメします。
また紫外線にも水にも強いので、太陽光や流水での浄化も良いでしょう。
クラスター | セージ | 太陽光 | 月光 | 浴水 |
---|---|---|---|---|
◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
ムーンストーンの主要原産地
主要産地は、スリランカです。
その他インド、ミャンマー、マダガスカル、タンザニア、アメリカ、北朝鮮などから産出されます。
鉱物学
和名で『月長石』というとおり、長石長石(フェルドスパー)グループの仲間です。
そのなかでもカリウムを多く含む正長石(オーソクレース)に属し、曹長石(アルバイト)成分も含んでいます。
最初に『ムーンストーン』という名で呼ばれたのは、「オーソクレース」を主とした、「アルバイト成分」を含有するものです。
ムーンストーンは正長石と曹長石の二つが交互に重なり合って薄層を作り、これを研磨すると光が互いに干渉し合い反射するため、真珠を思わせる柔らかい光“シラー効果”が見られます。
曹長石(アルバイト)の層が薄いと青色が増し、これが厚くなると白色の光りが増します。ムーンストーンは、その色や“シラー効果”により、呼び名もそれぞれ違ってきます。
《ブラック・ムーンストーン》 これは、ラブラドライトの一種。
ブラックと呼ばれる色は、インクルージョンによるもの。美しい青色シラー効果を示します。
《レインボー・ムーンストーン》こちらも、ラブラドライトの一種。
ムーンストーンらしいイメージをもちますが、他の色の組成をもつため、正式な名前ではありません。主に、『ブルームーンストーン』が示すような青色シーン効果以外の色をもつものを『レインボームーン』と呼びます。
レインボームーンのカラーは多彩で、主に黄色や橙色などの色を示すことが多いのですが、高品質なものとなると美しい虹色を見せるものがあり、その希少性から高く評価されています。
鉱物学データ
- 英名
- Moonstone
- 和名
- 月長石
- 組成
- K(AlSi3O8)
- 色
- 無色、白色、灰色、橙色、淡緑色、黄色、褐色、淡青色
- 光沢
- ガラス光沢
- 条痕色
- 白色
- 結晶系
- 単斜晶系
- へき開
- 完全
- 硬度
- 6.0~6.5
- 比重
- 2.55~2.63
フォールスネーム
《セイロン・オパール》 オーソクレース・ムーンストーンのことをいいます。
そっくりさん
《ペリステライト》 別名『カナダ・ムーンストーン』。 またの名を『ピジョン・ストーン』。 前者は、カナダのオンタリオ州から産出されるため。 後者は、ピジョン(鳩)の首に見られる光沢を感じさせることからそう呼ばれています。 最近、タンザニアから発見された"ムーンストーン"は、通常のムーンストーンの長石の種類と発光の性質が異なるため、ムーンストーンとは呼べない、と考えられています。 しかし、美しい青色のシラー効果を示すその姿は、非常にムーンストーンらしさを備えています。『ブルームーンストーン』の名称で流通することが多いです。
この石を使った効果的な組み合わせ
頭をクリアにし、インスピレーションを引き出す
アンバー(琥珀)
フローライト
ムーンストーン
進むべき方向性を気づかせてくれる
ムーンストーン
トパーズ
今の相手と別れたい
プレナイト
トパーズ
ムーンストーン
遠く離れた二人の絆を確かめる
ガーネット
ターコイズ(トルコ石)
ムーンストーン
夫婦の絆を更に強くする
ムーンストーン
インカローズ(ロードクロサイト)
幸せな結婚生活を送りたい
アクアマリン
ムーンストーン
安眠をサポート
ムーンストーン
スモーキークォーツ
セラフィナイト
心身の休息をしっかりとサポート
ムーンストーン
ラブラドライト
身体と心を癒し、安眠をサポート
ムーンストーン
マラカイト
明るさと愛され度を高める
ピンクオパール
ムーンストーン
相手の考えを読み取りやすくする
カルセドニー
ムーンストーン
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