水晶(クォーツ)
純粋と浄化を象徴する万能パワーストーン 4月の誕生石です
水晶(クォーツ)の目次
水晶(クォーツ) パワーストーン意味・効果
太古の昔から、広く世界中の人々に装飾品や通貨として親しまれてきたクォーツ。
普段の生活にはもちろん、大切な祈祷や儀式など神聖な場所でも用いられ、あるいは病気治療の際にも用いられたと伝えられています。
水晶のパワーは、『調和・統合・強化』。
そして非常に優れた浄化作用をもたらす石として知られています。
石はもちろん、すべてのものに対しての調和を生み出し、それらをうまく統合させ、よりいっそう強力なパワーを発揮させるように導いてくれるのです。
そして、優れた浄化作用により、他のパワーストーンが吸収したマイナスエネルギーや様々な波動を、もとのクリーンな状態に戻してくれます。
そういった石の浄化には、クラスターを活用すると良いでしょう。
完全に透明なクリスタルは、目標や前に進むべき道をより明確にし、夢の実現をサポートしてくれるといわれています。
また、クォーツは心身の活性化や潜在能力の開花、直観力や想像力の強化などにも力を貸してくれます。
まさに、パワーストーンのなかでも特に、万能的な存在としても過言ではないでしょう。
同じクォーツでも、その形状やインクルージョンによってパワーが違います。
水晶(クォーツ) 石物語・伝説・言いつたえ
古代から人々の手によりビーズや装飾品として加工され、利用されてきたクォーツは、最も親しみやすくポピュラーな石といえるでしょう。
別名を『クリスタル』。この語源は、"透きとおる氷"という意味の"クリスタロス"に由来するといわれます。
また、クリスタルは和名を『水晶』と呼ぶ、日本を代表する国石でもあります。
さらに古くは『水精』と呼び、精霊が宿る石とされ、霊石として神聖な儀式などに用いられていたと伝えられています。
現在でも、その素晴らしい浄化作用から、他の石の浄化や石同士の調和目的にも利用されるなど、パワーストーンのなかでも特に万能的な存在として知られています。
水晶(クォーツ)のヒーリング効果
○生命力の活性化
○細胞の再生力・免疫力を高める
○体内に蓄積された毒素の排除
○開運
○浄化
水晶(クォーツ)の色/カラー
白色、乳白色、紫色(アメジスト)、黄色(シトリン)、ピンク色(ローズクォーツ)、濃淡の黒色(スモーキークォーツ)ほか緑色、青色、灰色などがあります。
水晶(クォーツ)の浄化・お手入れ
自分で浄化する作用がありますので特に浄化の必要はありませんが、悪いエネルギーにさらされた時などは浄化をお勧めします。
その際は、太陽光や流水での浄化が良いでしょう。
クラスター | セージ | 太陽光 | 月光 | 浴水 |
---|---|---|---|---|
◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
水晶(クォーツ)の主要原産地
クォーツは世界各地から産しますが、主要産地はブラジルです。
そのほか、マダガスカル、アメリカ、スイス、オーストラリア、カナダから産出しています。
《ヒマラヤ産クォーツ》
地球最高のパワースポットとされるヒマラヤ山脈。
世界最高峰のチョモランマ(エベレスト)を誇るヒマラヤ山脈は『地球最後の秘境』とも呼ばれ、その深い歴史ともに、人々の厚く清らかな信仰心を集めています。
インドやネパール、チベットなどの神聖なパワースポットが存在するヒマラヤ地帯。
この地域は世界中からスピリチュアルな人々が集まり、修行や祈りをささげるなどして生活しているといいます。
そのヒマラヤ山脈から採れるクォーツは『ヒマラヤ山魔法の石』と呼ばれ、信仰心の厚い人々はもちろん、チベット密教の高僧たちも大切に身につけているそうです。
それらのことからも言えるように、ヒマラヤ水晶は世界中に存在するパワーストーンの中でも、非常にエネルギーの強いクォーツとして高く評価されています。
水晶は、100年という長い時間をかけて、わずか1mmという気の遠くなるようなスピードで成長するため、育った環境の良し悪しで石のエネルギーは驚くほど変わるのです。
そのような理由からヒマラヤ産のクリスタルは世界中に存在するクリスタルの中でも最も素晴らしい波動を持った水晶のひとつといえるでしょう。
《ブラジル産クォーツ》
世界有数の水晶の産出国、ブラジル。
なかでも、エスピニャン産地を含むミナス・ジェイラス州は非常 に大規模な産地として知られています。
水晶もモノによってかなり品質が異なるのですが、ブラジル産の質の良いものは非常に透明度が高く、キラキラとした輝きが特徴です。
石の気の質は見た目の美しさにも関係があり、強い弱いというのではなく、やはり綺麗なものはピュアでクリアな気を持っているものが多いようです。
鉱物学
地殻から産出するもっとも代表的な鉱物のひとつであり、透明度がないものを『石英』、無色透明のものを『水晶』と呼びます。
結晶は普通、六方晶系の柱状結晶体で産し、それらが双晶をなしたものや塊状や粒状、鍾乳状で発見されることもあります。
一般的に無色透明なものをクォーツと呼びますが、この仲間にはアメジスト、ローズクォーツ、スモーキークォーツ、シトリン等があります。
鉱物標本や観賞用のクォーツで、結晶が群生しているものはその状態から『突鉱』と呼んでいます。
クォーツは、色、透明度、結晶の構造などで各種分類されます。
不純物による影響でたくさんの色変種が見られますが、そのインクルージョンの種類だけでも非常に多くの変種が存在します。
☆透明結晶石
ロッククリスタル・アメジスト・シトリン・スモーキークォーツ・アベンチュリン・デンドリティッククォーツ
☆半透明塊状石
ローズクォーツ・ミルキークォーツ
☆潜晶質半透明石
カルセドニー・カーネリアン・クリソプレーズ・アゲート
☆潜晶質不透明石
ジャスパー・ブラッドストーン
古くよりさまざまな用途で使用されてきたクォーツですが、現在でも、時計やレンズ、精密機械工業などの部品として使用されています。
鉱物学データ
- 英名
- Quartz
- 和名
- 石英=水晶
- 組成
- SiO2
- 色
- 白色、乳白色、緑色、青色、灰色 紫色(アメジスト)、黄色(シトリン) ピンク色(ローズクォーツ) 濃淡の黒色(スモーキークォーツ)
- 光沢
- ガラス光沢
- 条痕色
- 白色
- 結晶系
- 六方晶系
- へき開
- なし
- 硬度
- 7.0
- 比重
- 2.65
フォールスネーム
《ハーキマー・ダイヤモンド》 透明度が抜群で、ダイヤモンドの八面体結晶とよく似ることから『ハーキマーダイヤモンド』と呼ばれます。 鉱物学的にはダイヤモンドではなくクォーツということで、フォールスネームと考えられます。
そっくりさん
《トパーズ》 白色透明のトパーズが、もっともよくクォーツに似るといわれています。江戸の玉磨き師はトパーズのことを『かたわ石』と呼び嫌ったといわれています。 クォーツと思いトパーズを磨いたところ、トパーズ独自のへき開性のため、割れてしまったためだといわれています。